こんにちは。
浜松市でゴルフレッスンをしています、匠塾の横山匠です。
- ゴルフを5年以上やっていて
- 練習頻度は週2回は行っている
- コースは年間6回~は行っている
- レッスン歴あり(無くても可)
この状況で100切る事ができないゴルファーはいませんか?
今回の記事では
ゴルフレッスンを受けているのに100切りできないゴルファー・初心者が【するべき5つの事】
について解説をします。
難易度は高いようで実は低いんです。
早速いきましょう!
① 新飛球理論を知る
ゴルフとはクラブヘッドにボールを当てて前へ飛ばし、曲がり幅と縦の距離を管理しカップへボールを入れるスポーツです。
打つ本人がボールが飛ぶ原理原則、法則を知っておかなければいけません。
そこでオススメなのが、動画よりブログです。
自分のペースで少しずつ理解をしながら読み進めて、理解できるまで何度も読み返してください。
一覧画像もあって見やすい、参考サイトをのせておきます↓
ちなみにタイガーウッズなどの有名プロや、僕がゴルフを始めた15年ほど前は「旧飛球理論」という、現在では間違っているとされる理論で育ちました。
- それでも球が飛ぶ原理原則はほぼ同じです
- 大事なのは法則や傾向を知れば良いのです
- 原理原則が真逆じゃなきゃとりあえずOKです
※今から覚える場合はしっかり証明された新飛球理論を覚えましょう※
サッカーのフリーキック、野球のカーブボール、卓球のドライブやカットボールなど、球技を経験している人は既に知っていたり、すんなりと理解できますが正直球技が未経験の方は少し手を焼くかもしれません。
止まっているボールが飛んでいく原因は クラブヘッドの軌道とフェース面の向き この2つのみで決まります。
そして曲がる原因は 大気との摩擦 です。
- 頭が動くから
- スウェーしているから
- アドレスが悪いから
ではありません。この根本を無視し、理解せずして上達は見込めません。
なぜなら軌道とフェース面の管理能力を上げる為にレッスンがあるのに、あなたはなんの為にやっているかを知らずにやる事になるからです。
② 高い球・低い球について知る
今までは新飛球理論で左右への打ち出し・曲がりについての話。
次は上下。高い球、低い球について考えます。
物理的にクラブヘッドがどう動き、フェース面がどうなったら、高い球が出ますか?低い球が出ますか?
ここでも100切りできないゴルファーの悪い例として、上記の質問に対して
- 腰がスウェーしている
- 頭が動いた
- 力が入っていた
と答えます。
新飛球理論でそんな表面的な話は出ていましたか?
クラブの軌道とフェース面がどうなったら出るのか です。
クラブヘッドの軌道とフェース面がどうなったら高い球・低い球が出そうか考えてみてください。
※必ず極端に低い・高い球をイメージして考えてください※
アッパースイングでフェースが開いていたら低い球が出そうですか?
ダウンブローでフェースが立っていたら高い球が出そうですか?
シンプルに考えれば少しは腑に落ちるハズです。
フェースがなるべく「上」を向いて、「上」に向かって振れば振るほど「上」に上がりそうですよね。
フェースがなるべく「下」を向いて、「下」に向かって振れば振るほど「下」に下がりそうですよね。
理解していただきたいのはこれだけです。
③ インパクト前後の軌道の法則を知る
インパクトを真上から見た場合
インパクト前後ではゆるやかな弧を描く
インパクトを正面から見た場合
インパクトではゆるやかなダウンブローが理想(ドライバー以外)
まずこの2つを覚えておいてください。
④ フェースのどこに当たったかを知る
まず大前提として芯に当て続ける事はプロでも不可能です。
「芯や芯付近で当たる事を少しでも増やす」事が大切です。
100切りができない方の多くが
- 先に当たったのか
- 根本に当たったのか
を知らずにただ打っています。
- 先に当たったのに根本だと思う人
- シャンクしたのに先に当たったと思う人
真逆の回答をするゴルファーは本当に多いです。
レッスンを受けて結果を出していく上手い方達に(初心者も含め)そんな間違いをする方はまずいません。
フェースにシールを貼り打感・音・手のしびれ等と、フェースの打球痕を見て今のが先か根本だったのかを地道に覚えていってください。※ここに対して考えてもなかった人は、先か根本のどちらかに偏っている傾向があります※
- 先に当たるならボールに近づいてアドレスしてみる
- 根本ならボールから離れてアドレスしてみる
他にも
- インパクトで手元を身体の近くに通してみる
- インパクトで手元を身体の遠くに通してみる
こういった簡単な変更は自分で行える状態になってください。
技術的なアドバイス無く、これだけで10y~20y飛距離が伸びたり、方向性が以前より安定するゴルファーめちゃくちゃいらっしゃいます。
小さな変化を起こせない人に大きな変化は起こせません。
あなたは、カレーをすくう時(ゴルフでいうインパクト)イスの高さや、机の高さや、机までの距離や、座る向きが変わったらカレーすくえませんか?
調整しますよね(無意識で)
- フライングエルボーだからカレーがすくえなかった
- アドレスが悪いからカレーがすくえなかった。
と考えますか?ゴルフだって一緒です。
芯に当たらない根本の理由を技術のせいにしないでください。
曲がる・低い・高いどんな球が出るかは置いておいて、芯付近に当てる事は理論じゃありません。
芯に当たっていない
↓
先か根本かの現状を知る
↓
それに対して対処してみて理解を深めていくを繰り返す。
芯に当たるかどうかは基本
コースで18ホール、平均6000ヤード(5.5km)もの距離をボールを飛ばして回ってくるわけですから、球が曲がろうが弾道が低かろうが、芯付近に当たって安定して前に進める事がまずは一番大切です。
⑤ 目標に対して左右70~80度の角度にボールを飛ばす
※スイングとボール位置の関係性を知る※
ここでは、
インサイドアウトとはどんな動きか
アウトサイドインとはどんな動きか
そして
ボール位置の法則
をつかみます。
③の章で説明をした インパクト前後の軌道の法則を知る が関係してきますが
ここについては以前に別記事で解説していますので、できればまずこちらをご覧ください。
大前提として、ゴルフスイングは
インパクト前後でゆるやかな弧を描き、ドライバー以外はゆるやかなダウンブローになります。
そしてフェース面は
身体を支点にゆるやかにターンする。(目標に対して開いて閉じる動き)
ということはボールが右足の前にある場合、画像のように振るとインサイドアウトが強い時にヒットする。が、フェースは開いて当たりやすい。
※理解しやすいように少し極端なイメージです。この通りには動きません※
ボールが左足の前にある場合、画像のように振ると理想の軌道で振れていても、アウトサイドに抜けていく時にヒットする。が、フェースは閉じて当たりやすい。
というのは理解できますか?
という事は、右に70~80度飛ばすには
フェースも開いてインサイドから当たりやすい右足寄りにセットするほうが良い。
左に70〜80度飛ばすには
フェースを閉じてアウトサイドに抜ける位置で当たりやすい左足寄りにセットする方が良い。
という事になります。
しかし70~80度の角度に飛ばすには、画像を見てわかる通りこれだけでは飛んでいかなそうですよね。
- 超極端にアウトサイドインでフェースを閉じる
- 超極端にインサイドアウトでフェースを開く
必要があります。これだけ極端にやる事で
- アウトサイドインにする特徴やコツ
- インサイドアウトにする特徴やコツ
どんな動きがそうさせるのか、魂レベルで理解できると思います。
ゴルフスイングにはスイングプレーンという「この辺は通してね」というOKゾーンがあり、特にアイアンではOKゾーンで振る必要があります。
そのためには
- もう少しアウトから入れる
- もう少しインから入れる
という微調整を繰り返し、自分のスイング軌道を確立させる必要があります。
もしスイング改造が5ステップあった場合、1ステップごとに軌道の調整が必要だと思っていてください。(スイングの意識を変えると簡単に軌道は変わります)
なぜならスイング改造中でもコースに行くだろうからです。どんな時でも明日コースだったらを想定し続けて練習をしないと、本当にコースが明日にせまった時に困るのは自分です。
ゴルフスイングはとてつもなく不確実なモノです。ゴルフに慣れない頃は、アドレス、軌道やフェース面が日替わりに変わります。
- そんなつもりは全くないのに
- レッスンを受けているのに
です。
そんな日替わりスイングに、ボールの位置だけは毎回一緒ではいけません。上記で説明した通り軌道とフェース面には相性があります。
おおよその位置はありますが日替わりスイングに合わせて、ボールの位置もフレキシブルに位置を微調整していた方が当たる日が増えるはずです。
まとめ
これでようやく技術的なアドバイスを吸収できる土台が出来上がります。
- 新飛球理論で球が曲がる理由を理解して
- 高い球低い球が出る理由も理解して
- インパクト前後でのクラブヘッドの軌道の法則を理解して
- フェースのどこに当たっているかわかるようになって
- ボールを置く位置の理由を理解し、インサイドアウト・アウトサイドインを振り分ける意味と、どうやるか
がわかるようになると、今自分が打った球の原因が分かり、それに対する対処法も間違えなくなるでしょう。
そうなればYouTubeの情報の取捨選択もレッスン内容の真の理解が出来るようになるハズです。
「どうする?」じゃなくて「どうなってる?」の理解に本気で努めてください
そして、もちろんクラブセッティングも無視はできません。日本ではいまだにハードスペックを勧められる風潮があります。
知らず知らずの内に100切りが遠のいてしまうクラブを使っている。なんて事はゴルフレッスンをしていてたまに見かけます。
クラブセッティングについてはこちらの記事でも解説をしていますのでよければ参考にしてください。
追伸
微調整という口では上手く説明しきれない分野(小さな変化)
この小さな変化を起こせない人に大きな変化はおとずれません。
YOUTUBEやレッスンで、聞いた情報を正しく処理できません。
何年もゴルフをしているのに100が一向に切れない方。聞いた理論や情報の種類が根本ではありません。
情報を処理・吸収できない基礎知識が無い自分が原因です
冒頭でお話した「難易度は高いようで低い」理由がおわかりいただけたでしょうか?
- 練習しなくていい
- 初心者でも関係ない
ゴルフに適した論理的思考(考え方)をすればいいだけだからです。
今日からでもできる事です。
世にあるゴルフレッスンの90%以上は、小さな変化を起こせる人達用に存在します。
まずはそのステージまで上がりましょう。
心から応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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